「森のカワラケ」黒川 徹
2015年1月16日（金）～2月1日（日）
作家在廊予定：会期中 1月16日、18日、23日(13時〜)、24日(13時〜)、25日(午後)
現代美術ギャラリー艸居はこの度、陶芸家黒川徹による企画展「森のカワラケ」を開催致します。黒川徹は主に京都亀岡で活動をしている若手作家で、日本国内だけでなく台湾や韓国などでも幅広く活躍をしています。彼が製作をする上で追求するのは、人間の作り出したものではあるけれども「原始的なもの」。手で土をひねり、薪で火を焼べる。特殊な釉薬を使わずに焼かれる彼の作品には、自然釉と火色による柔らかな自然の表情が生まれます。いくつもの円筒は少しずつ歪みを与えられ、流れるような曲線となって途切れることなく繋がり、そうしてひとつのカタチを作り上げます。それは細胞分裂を繰り返しながら誕生する生命の成り立ちのようでもあり、変幻自在に形を変えて空に漂う雲のようでもあります。捉えどころのない曲線の連続を追いかけることで、まるで異次元に迷い込むような淡い興奮と、不思議な浮遊感を皆様に是非感じていただきたいと思います。
